ステージコントローラ 関連

ステージコントローラ 関連

便利な機能

自動ステージの移動とコントローラの便利な機能について

自動ステージをコントローラドライバにより駆動させた場合の移動量は以下の計算により求めることが出来ます。

移動量=自動ステージの[分解能]×コントローラドライバが発信する[パルス数]

自動ステージの分解能は製品によって様々なので、コントローラドライバが発信する1パルスで移動する移動量も様々です。
例えば、分解能が0.002mmのXステージを10mm動かしたい場合に必要なパルス数は、上記の式をもとにして、

パルス数=10mm÷0.002mm=5,000 pulse

のように求めることが出来ます。

当社のコントローラドライバQT-Bシリーズはマニュアル動作においても便利な機能を豊富に備えています。
予め設定したパルス数を発信するステップ送り(STPモード)もその1つです。
例えば分解能が0.004mmのXステージを1mmずつ次々と移動させたい場合はSTPモードの設定で250 pulseを設定します。
その後、操作ボックスの移動キーを押しますと、1回押す毎にステージが1㎜移動します。移動キーには[+]と[-]がありますので、1mmピッチでプラス方向に10mm移動後、マイナス方向に5㎜もどる。などのような操作も容易に行うことが出来ます。

操作ボックスの移動キーを押している間、自動ステージが動き続けるジョグ移動(JOGモード)を使用し、ステージを任意の位置へ動かす事が出来ますが、動作後のステージの位置はコントローラドライバの座標値がパルス数で表示されるため、0の位置からどのくらい移動したのか計算をしないと通常はわかりません。
コントローラドライバQTシ-Bリーズは接続するステージの[分解能]と[単位表示]を予め設定しておくことで操作者が移動量の計算を行わなくとも[DISP]キーを押すことで、パルス数の表示から設定した単位表示にワンタッチで切り替え、ステージの移動量を把握することが可能です。

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