顕微鏡/投影器/照明装置 関連

顕微鏡/投影器/照明装置 関連

工作顕微鏡の種類

1. 鏡筒の形状
直筒(TS-Iなど):
鏡筒がまっすぐな形状で、対物レンズと接眼レンズが一直線上にあります。
傾斜角90°(TS-Lなど):
鏡筒が90°に傾斜した形状で、対物レンズと接眼レンズに90°の角度がついています。
傾斜角45°(TS-Cなど):
鏡筒が45°に傾斜した形状で、対物レンズと接眼レンズに45°の角度がついています。
2. 接眼鏡筒付の製品
(TS-I、TS-L、TS-C、TS-VLC、TS-FL。TS-WLはTV鏡筒もあり。)
目視で試料を覗くときに使用する接眼レンズ付の製品があります。
3. TV鏡筒付の製品
(TV-IE、TV-LE、TV-ILC。TS-WLCは接眼鏡筒もあり。)
CCDカメラ等の固定に使用するCマウント付の製品があります。
4. 照明を内蔵している製品
(TS-VLC、TS-WLC、TV-ILC。TS-FLは付属。)
外部からの照明を必要とせず、単体で照明を利用できます。
5. 接眼鏡筒をTV鏡筒のように使える製品
(TS-TVA)
すでに手持ちの接眼鏡筒付のツールスコープでCCDカメラ等を使うための製品です。Cマウント付のこの製品を接眼レンズと交換すると、CCDカメラからの映像をTVモニタ等に映すことができます。

工作顕微鏡の選択

1. 必要な倍率で選ぶ
対物レンズは試料をどのくらい拡大するかで選びます。対物レンズの倍率が試料の拡大率になります。これに接眼レンズの倍率を掛け合わせたものが総合倍率になります。
ただし、対物レンズで拡大した像は、接眼レンズの視野により制限され全部を覗くことができない場合があります。
またCCDカメラの使用時には、撮像面の大きさにより制限され全部を映すことができない場合があります。

■試料の像を目視するかTVモニタに写すか:
試料の像を目視するときは接眼鏡筒付を、CCDカメラを使用してTVモニタ等に映すときにはTV鏡筒付の製品を選びます。
接眼鏡筒とTV鏡筒の両方がついた製品もあります。

■試料から照明装置(熱源)を離したい:
熱源となる照明装置本体を試料から離すためにライトガイド式の製品を選びます。

■試料をどのように観察するか:
照明装置を内蔵した製品(内蔵落射照明式)では、対物レンズを通して試料の上から照明します。
試料の表面や形状によりうまく観察できないとき、外部照明の導入が必要です。ただし、倍率の高い対物レンズでは試料と対物レンズ先端が近くなり、照明をいれることができない場合があります。
2. 工作顕微鏡の使用時に必要なもの
■焦点調節機構:
工作顕微鏡は試料と対物レンズ先端が決められた距離(作動距離)になったとき、焦点の合った試料の像が得られます。工作顕微鏡本体には焦点を合わせる機構をもたないので、試料と対物レンズ先端との距離を合わせる調整機構が別に必要です。
使用する対物レンズにより、作動距離が決まっています。対物レンズの倍率が高いほど、作動距離が短くなります。
工作顕微鏡の保持と焦点調節機構を合わせもつサポータが各種用意されています。

■照明:
試料の観察時には照明が必要です。照明を内蔵している製品を除いては、外部から照明を導入する必要があります。また、内蔵照明が十分でないときには外部照明が必要です。
外部照明としてライトガイド式、斜光照明、リング照明などがあります。
熱源となる照明装置本体を試料から離すためにはライトガイド式を、また照明の照度を上げたいときにもライトガイド式を選びます。ライトガイド式は対物レンズの周囲から照明する斜光照明となりますので、倍率の高い対物レンズでは試料と対物レンズ先端が近くなり、照明をいれることができない場合があります。


工作顕微鏡TS-I、TS-L、TS-Cレンズ倍率組み合わせ表

対物レンズ OB-05 OB-1 OB-2 OB-3 OB-5
対物レンズの長さ 41mm 21mm 21mm 21mm 21mm
作動距離 (W.D.) 350mm 165mm 71.5mm 34mm 13mm
接眼レンズ OC-10 φ36mm φ18mm φ9mm φ6mm φ3.6mm
10× 20× 30× 50×
OC-20 φ24mm φ12mm φ6mm φ4mm φ2.4mm
10× 20× 40× 60× 100×

対物レンズ OB-10 OB-20 LWD-5 LWD-20
対物レンズの長さ 29.5mm 35.5mm 81.5mm 31mm
作動距離 (W.D.) 6.5mm 1.5mm 45mm 5.8mm
接眼レンズ OC-10 φ1.8mm φ0.9mm φ3.6mm φ0.9mm
100× 200× 50× 200×
OC-20 φ1.2mm φ0.6mm φ2.4mm φ0.6mm
200× 400× 100× 400×
※作動距離(WorkingDistance):試料の像を作るとき、試料と対物レンズ先端との距離。
※実視野(FieldOfView):実際に観察できる試料の範囲。接眼レンズの視野数(接眼レンズで観察できる対物レンズの像の範囲)を対物レンズの倍率で割った値。
※総合倍率は組み合わせる対物レンズ、接眼レンズのそれぞれの倍率をかけ合わせたものです。
※総合倍率は工作顕微鏡(機械筒長163㎜)での組み合わせのものです



「ツールスコープ」 テレビカメラ参考資料

▼撮像面と寸法(参考)
撮像面の呼び 縦×横 寸法 対角寸法
1/4 インチ 2.4㎜×3.2㎜ 4㎜
1/3インチ 3.6㎜×4.8㎜ 6㎜
1/2インチ 4.8㎜×6.4㎜ 8㎜
2/3インチ 6.6㎜×8.8㎜ 11㎜
1インチ 9.6㎜×12.8㎜ 16㎜


▼撮影面とモニタ、電子倍率(参考)
撮像面 1/4インチ 1/3インチ 1/2インチ 2/3インチ 1インチ
モニタ寸法 5インチ 約32 約21 約16 約12 約8
9インチ 約57 約38 約29 約21 約14
12インチ 約76 約51 約38 約28 約19
14インチ 約89 約59 約44 約32 約22
15インチ 約95 約64 約48 約35 約24

■光学倍率:試料の大きさに対する像の大きさの比
■電子倍率:CCDカメラ等の撮像面の大きさとモニタ画面の大きさの比。
電子倍率=モニタサイズ(対角)÷撮像面サイズ(対角)
■モニタ倍率(ビデオ総合倍率):
試料をレンズを通してモニタ画面上で見たときの倍率。
モニタ倍率=光学倍率×電子倍率  例)光学倍率=3(倍)、電子倍率=29(倍)のとき
モニタ倍率=3×29=87(倍)
※ツールスコープは中央精機(株)の登録商標です。
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