傾斜ステージでは直動のX、X・Y、Z、Vステージなどと違いガイドレールが弧を描いています。このため、直動と同じ構造のガイドレールを使用するとV溝と鋼球にずれが生じ、ストレスがかかります。
このことは耐久性の低下を招くのはもちろん、リテーナ(鋼球とそれを挟み込んでいる板のアセンブリ)がずれて機能しなくなってしまいます。
これらを解消するために当社ではまったく新しい発想の新型ガイドレールを開発しました。
MMステージの傾斜ステージ全機種に採用されたこのガイドレールは、鋼球が接触する4点を、弧の内側と外側で軌道距離の修正をし、耐久性の低下を防ぎリテーナのずれを大幅に減少させています。
このガイドレールは特許をいただいています。
特許第2762055号